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予約数ランキング
判例百話
穂積重遠
発行:1933年
最高裁判事も務めた著者による、「珍しい事件」「面白い裁判」についての100の小話(引用判例は129件)。1話2~5ページほどの読み物であるが、それぞれの事件・裁判の肝がコンパクトに整理・紹介されており、「民法・商法・刑法が生きて働いて居る所」がわかるようになっている。
日本の時計
山口隆二
発行:1950年
不定時法が採用されていた江戸時代,それを表示可能な機械式時計として独特の発達をした「和時計」について,多数の写真とともにその機構を解説した.併せて日本の時計産業上の位置付けについて述べている.
資本主義の法律的基礎
カール・ディール 著、他
発行:1931年
著者のカール・ディールは当時ドイツ・フライブルグ大学の経済学教授で、社会科学界においては著名な学者であった。本書は、講演録の翻訳であり、著者はマルクス、ゾンムルト、シュマーレンバッハやウェーバーの資本主義論を論じながら、自説を展開している。
北支那経済綜観
南満州鉄道株式会社産業部 編
発行:1938年
いわゆる「支那事変」の翌年に刊行された本書は、事変が最初の広がりを見せた華北地方の産業の状況について、基礎的な資料を提供しようとしたものである。
日本資本主義と国有鉄道
島 恭彦
発行:1953年
島恭彦(1910-1995)は財政学の研究者であるが、官業論の一部として取り組んだ国鉄の問題に関心を引き付けられ、その研究に一時没頭し、その成果を本書にまとめた。
市民の自由
戒能通孝 著
発行:1951年
「基本的人権」と「公共の福祉」にかかわる問題はいまもなお、重要な法律問題の一つである。著者は「公共の福祉」のためならば、基本的人権は犠牲にしてもよいという考えに絶対的に反対する。本書は英米法の判決を考察対象とし、その歴史を通じて日本法への示唆を与えるものである。
法社会学における法の存在構造
川島武宜 著
発行:1950年
戦後日本の民法、法社会学の発展の基礎を築いた著者が、主として戦後発表した法社会学領域に属する論文をまとめたのが本書である。