中華民国革命の立役者となった孫文。その中心的思想である 「三民主義」 を、 自らが語った講演録。
はじめ民国19年(昭和5年)に中国国民党中央執行委員会宣伝部を発行者として上海で印刷・発行された本を、 戦後 「日華叢書」 の第三巻として日本評論社から再刊したもの。
翻訳は中華民国の外交官 ・ 学者で、孫文の同時代人でもある沈覲鼎による。巻末の平野義太郎による解説では、「訳者が日本人の及びえない中国語自身の内容の理解の上に、しかも原文に忠実に、そして暢達せる日本語に翻訳された苦心は並々ならぬものがある」と称賛されている。
(底本:1947昭和22)年6月15日発行 初版)
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