【著者】 末弘厳太郎
【発行】1936年
【頁数】324ページ
末弘厳太郎の柔軟な思想が詰まった随筆集。
1933(昭和8)年に刊行された『法窓漫筆』(日本評論社)以後、一般雑誌に発表した論説・感想・随筆などを中心に収録したもの。このうち「法律時観」は、「法律時報」創刊以来、同誌のために書いた文章の中から、とくに一般向きと思われるものを掲載している。
(底本は昭和11(1936)年3月18日発行 初刷)
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販売価格 (PDFのみ):
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2,640円(税込) 2,400円(税抜)
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販売価格 (PDF+POD):
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9,020円(税込) 8,200円(税抜)
※「POD」「PDF」とは?
復刊済み
目次
法窓雑記
一 教育と職業
二 人は永遠に神を作る
三 大学の自由
四 動と反動
五 試験の価値
六 進歩と伝統
七 認識不足
八 矛盾の価値
九 転向
岐路に立つ我労働法
非常時と労働法
退職手当と退職積立金法案
小工業と労働法
市電争議雑感
農村更生運動と小作法
著作権は差押へ得るか
社会時評
一 天災と救護
二 母子扶助法
三 競技会と入場料
四 帝国事件と司法権の威信
五 飲酒道徳
六 地方官の大更迭
七 教科書の誤謬指摘
八 オリムピックの問題
九 会議の精神
一〇 名家令嬢の家出
一一 野球リーグの問題
一二 娼妓取締法案
一三 農業関係法案丸潰れ
一四 警視庁のギャング狩
一五 文部大臣の訓示
一六 桜
車上遇話
一老農の話
法律時観
一 収賄罪に関する雑感
二 交通機関と公衆の安全
三 国家試験の試験科目
四 陪審員に対する一の疑ひ
五 ローマ字投票とハイフンの問題
六 無尽業法を徹底的に改正せよ
七 裁判官は弁明しない
八 私学財団主義に対する疑ひ
九 司法警察と新聞紙
一〇 弁護士と調停法
一一 学位令の改正
一二 試験と不正行為
一三 怪文書取締法案
一四 下級官吏と法学的素養
役に立つ育とは何か
入学難と就職難